コンセプト
アオ・ザオリン(Áo Giao Lĩnh、打ち合わせ襟の衣)は、ベトナムの伝統衣装のうちもっとも古い形式の一つで、二枚の襟が胸の前で斜めに交わるのが特徴です。この装束は、おおらかで優美、はっきりとした古典の趣をたたえています。
襟が胸の前で交わる由緒ある伝統衣装——遠い昔のベトナム衣服がもつ、おおらかで古雅な趣。
アオ・ザオリン(Áo Giao Lĩnh、打ち合わせ襟の衣)は、ベトナムの伝統衣装のうちもっとも古い形式の一つで、二枚の襟が胸の前で斜めに交わるのが特徴です。この装束は、おおらかで優美、はっきりとした古典の趣をたたえています。
アオ・ザオリンは、リー朝・チャン朝・レー朝の時代からグエン朝の初めにかけて、ベトナムの数多くの封建王朝を通じて現れ広まりました。この形式は東アジアの伝統衣装の大きな流れの中に深い根をもち、ベトナム人によって独自の趣をもって土着化されました。
その目印は交わる襟(左の身頃を右の上に重ねる)、ゆったりとした身ごろ、長い袖、そして多くは結び帯です。流れるような輪郭が、優雅さと古めかしさの趣を生み出します。
アオ・ザオリンは、ベトナム衣服の長い歴史の証であり、文化の輝かしい時代を偲ばせます。伝統衣装を甦らせる動きが、ザオリンを現代の暮らしへと連れ戻しました。
アオ・ザオリンをまとえば、旅行者はまるで時代劇の一場面に入り込んだように歴史上の人物となり、宮廷や寺院の景色の中で郷愁に満ちた一枚を残すことができます。
アオ・ザオリンは、白・藍・緑・紫・濃い茶といった控えめで深い色合いを用いることが多く、伝統衣装の清雅な美を描き出します。